賛否有るからこそ自分の口で試したくなる。
まずはランチで大将の人柄の良さはしっかり感じとれたので、今度は夜に行ってみたい。
もう何年も前から気になっていたお店。
Googleでも食べログでも、意見は賛否あって「否」の意見は「味は良いけど値段が高い」とある。
夜1人10,000円となると、ふらっと行くにはちょっとハードルが高いなぁと思っていたんですが、
あれ?普通にランチやってる。
こりゃいくべし。
ということで、暖簾をくぐる。
お店に入るとまず感じるのが
「おでん出汁の香り」
朝から晩まで常に出汁を取り続けているそう。
お店に出汁の香りが染み付くってなんて幸せなんだろう…
立派なひのきの一枚板のカウンター。
お寿司屋さんのような風格。
後ろには畳に座布団がひかれた掘りごたつ席。
ちょうど他にお客さんのいないタイミングだったので、しっかり大将とお話ができた。
お店は平成4年からということで、もう少しで30年。
本当にただ高いだけのお店だったら30年も続かないだろう。
今年70歳になる大将は背筋もぴしっと伸びて若々しさを感じました。
「その秘訣は?」と訪ねてみると、もう何十年も毎週整体に通われているそう。
うん、整体大事。
僕自身も整体業をしていると話をすると、「整体の仕事も大変でしょ、えらいねぇ」と声をかけてくれる。
こういうさりげない一言にハートを鷲掴みにされます。
ランチはどれも1,200円で、この日は
・さわらの塩焼き
・あじ一夜干し
・とんかつ
・とりから揚げ
の4種類。
とんかつは鹿児島の黒豚らしい。
最初に小鉢で上品に味付けされた真子が印象的。
味噌汁は春菊に甘い白味噌が、けしてくどくなくなんともホッとする味。
とんかつは「分厚くしすぎたら原価割れしちゃうからね」と笑いながら答えてくれたんですが、ランチのおかずにしては十分な食べごたえ。
脂の旨味が違いますね。
野菜も結構とれるし嬉しいランチ。
帰り際に
「仕事、頑張ってね」
と、ザ・昭和の男みたいな雰囲気で見送ってくれたでの、近々夜も必ず行ってみようと思います。
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