料理を心から楽しんでるのが伝わってくる
本領発揮した時の料理をまた必ず食べに行きたいと思えるシェフでした!
【 enu 】
@enu_2023_okayama
夏ぐらいからお世話になっている方から
「京橋で期待されてるシェフがフレンチやるみたい!」
というお話を伺っていて、オープンを心待ちにしていたお店。
2022年から京橋も実力店が次々と出来てきていて、岡山はエリア毎に飲食店のカラーも違ってお客さんのカラーも違うので面白い。
シェフのワンオペというのは、フレンチにおいてどうなんだろう。
「サービスが十分にできるのか?」
「ドリンクの気配りをしながら料理も専念するなんて大丈夫?」
そんな声もあると思うんですが、
そうは言っても、誰かと一緒にやるということは違うリスクやデメリットもあって正解はない。
自分にとって合うか合わないか、それだけの話。
シェフは「ビストロくらいの感覚で来てもらいたい」というようなことも仰っていたし、実際に内装などもゆったりと出来る居心地の良い空間になってます。
ドリンクもフレンチレストランというカテゴリーで考えたら、めちゃくちゃリーズナブル。
さてさて、お料理の方は
〜 1皿目 〜
・塩とオリーブオイルのブランマンジェ
・柿のタルタル カラマンシーと生姜の風味
・イワシと黒オリーブのタブナードのタルト
特によかったのはイワシ!
炙ったイワシの香ばしさオリーブのコクのバランスが絶妙で、ゼラチンで固められた白ワインと赤紫蘇の風味もめっちゃ良い!
この前菜がいただけるなら間違いないお店だなと確信!!!
〜 2皿目 〜
サーモンのマリネ
この一皿でどのくらい驚きがあっただろう。
サムネにした理由は、この一皿が1番好きだったから。
焼き茄子のアイスもぜんぜん違和感なくサーモンとめちゃくちゃ合うし、ディルの花すごい!可憐さとは裏腹にディルの香りもしっかりとあって素晴らしい食材!
マリネされたサーモンに、茄子をペルノーでコンポートしたのもめっちゃ美味しかった!!
〜 3皿目 〜
イチヂクの天ぷら
バターナッツに枝豆、ししとう
すだちの香りも
秋らしさがつまった一皿ですごく体の奥が暖まる感じがした。
〜 4皿目 〜
大山どりの赤いワイン煮込み
ポーチドエッグのせ
まったりとしてしまいがちな赤ワイン煮込みも、マッシュきくいもや玉ねぎの赤ワインピクルスが味変になってバランスのとれた一皿に。
〜 5皿目 〜
サワラのロティ スープドポワソンソース
スープドポワソンは「魚をすりつぶしたものなど旨味たっぷりのソース」
別添えのガーリックソースも想像した味の上を行く上品な味。
自家製スパイスが味を引き締めて安定の美味しさ。
〜 6皿目 〜
広島県産交雑牛ヒウチのロティ
赤身の旨味を大切にする料理なら交雑牛のほうが良いんじゃないかなと思うくらい。
(霜降り信仰ではない和牛であれば話は別だけど…)
脂があると、ソースとの絡みが落ちてしまう気がするので。
ソースはシンプルな赤ワインソースですが、さつまいもとりんごのマッシュがそえられていることでフルーティーさを好みで足せるのが面白い。
〜 7品目 〜
メニューには「サステナビリティ米」とある。
この日使われた食材の端材をすべて使ってスープにするというのは、やはり食材に自信がないと出来ないことだと思う。
そんな自信もしっかり感じる一皿。
〜 8品目 〜
シュークリームは店主が好きだからということで、プチシューをいただく
〜 9品目 〜
栗のプリンとほうじ茶アイス
アイスもマシーンがあって自家製。
風味も自然のまましっかりあって美味しかった!
食後に顔バレしてたことを告げられて少々恥ずかしい気持ちになりましたが笑
いろいろお話も聞かせていただけて、シェフの料理好きが本当にしっかりと伝わってきました。
ご本人もおっしゃっていましたが、初めて自分でお店をやる上でどこまで振り切っていいのか手探り状態とのこと。
いろんなお客さんがいる中で、良いお店が出来るためには良いお客さんに恵まれること、というのはよく聞く話。
個人的には、もっと全力でシェフの自己満足の料理を食べてみたいなぁと思える期待感がさらに高まった食事になりました!
お一人でされるのは本当に大変だと思います。
お身体大切にこれからも楽しい料理をどんどん作っていっていただけたら嬉しいです!


















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※訪問時の内容になりますので、最新情報と異なる場合がございます。関連ランキング:フレンチ | 西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前駅、新西大寺町筋駅、大雲寺前駅
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