東京でミシュラン1つ星獲得店が、蒜山の山奥へ!
独自の手法で仕上げるうなぎコースを食べてきました!
@ryo_eel.sake
#鰻専門店翏
移転される前からなにかで見つけてからずっと行きたいずっと行きたいと思いながら、まぁでも距離的にも値段的にも庶民の僕にはなかなか気軽に行けないお店。
でもやっぱり一度は行っておきたいと思い、満を持して今年の紅葉シーズンに合わせて行ってきました!
蒜山と行っても開けている方ではなく中和村という地域。
この近くだと2年前に行った くど( )※今は営業休止中も個人的にはすごく印象に残っているお店の1つ。
人気のお店は県外から来られている方が多い気がします。
やはり県を越えて移り住む、ということはそれ自体エネルギーを使うことだし、思いがないと出来ないことなのかなと思ったり。
それは岡山から一旦外に出て、また戻ってくることにも近いような。
あ、オレもそうじゃん。もっと頑張ろ。
はい。
ということで、前置きはこの辺でお店のお話を。
お店は完全予約制。
一時期店内飲食はお休みされていましたが、予約再開の知らせを見てメールも時間指定送信で予約ばっちり!
グーグルマップを頼りにお店付近に到着するも、
「本当にこれがお店なのか??」
というくらい普通の民家。
でも道路側の窓枠がキレイで大きなガラス戸になっているのが目をひきます。
店内は床も張り替えられていて、空気感も街中とは違う。
掘りごたつではなく座布団に座って料理を待ちます。
最初に黒文字茶をいただきながら、近くで湧いているお水も。
料理もこの水を使われているとか。
この日の献立は…
・うなぎ 舞茸 とっくり芋
炭火焼きのうなぎにナガイモの一種のとっくり芋をすりおろしたものが添えられていて、ヘンプシードオイルをかけているそう。
うなぎは皮目が想像以上にパリッとした仕上がり。こういう焼き加減1つが本当に難しそう。
炭火を操るのも熟練の技術…
コースってお店によって
「最初にガツンと行く人」と、「優しく始める人」と、2パターン経験してるんですけど、こちらはとても優しい感じ。
・うまき(追加メニュー、二人でシェア)
こちらもシンプルな味わいさっきの鰻とは打って変わって、ふわっととろける仕上がり。
・鰻 肝わさ
・鰻 ヒレ巻き(串)
・鰻 骨せんべい
肝わさはわさび出汁で、あのプリッとした食感が軽めの日本酒に合わせたくなる感じ。
ヒレ巻きは口に入れた瞬間にめちゃくちゃジューシーな旨味が口いっぱいに広がります!
骨せんべいも、タレが芯までしみて丁寧に仕上げられてるのが伝わってきます。
・鰻 酒焼き
日本酒かけながら焼く
関東関西どっちとも違う特殊な焼き方をされてるそう。
確かに食べたことのない食感。
こんなに丁寧に鰻と向き合おうと思えるのはコースならではだなぁと思います。
醤油につけて食べてみると、醤油がまためちゃくちゃ旨くてびっくり!
・大根 チェダーチーズ
食事メニューの中でこれだけ「鰻」がない。違和感を感じてたけど、料理説明を聞いて納得。
大根をうなぎのタレで味付けされてるそう。なるほど〜。
河野酢味噌さんの赤酢や蒜山のチーズ、パンプキンシードオイルを使われていて、海苔も入って、初めての味の組み合わせで美味
・春巻き 鰻 白子 柿
これは僕の好きな食材が勢揃いした一品でした!
それぞれの食材がゴロゴロとしているので、一口一口味わいが違うのも楽しい。
そして、地がらしと白味噌のソース!香りが鮮明でめっちゃ美味しい!
・鰻 スープ
これまたすごい!
具なし!!
でもほのかに浮いているうなぎの脂が天の川のように輝いていてなんとも神秘的なスープ!
鰻の頭がメインの出汁で、かつおとこぶで整える程度だそう。
そして香り付けにマンダリンオレンジ!最初、スープが熱い時には遠いところ柑橘の香りを感じるくらいだったんですが、後半温度が下がるにつれてしっかりとオレンジの風味が来てさっぱりと最後の鰻丼に向けて口を整えてくれました。
・うな丼
土鍋で炊かれたお米は、タレがかかってもしっかりと弾力を感じる仕上げ。
鰻自体は炭であぶった良い香りをまとい、皮もっちり身はふわっとの極み。
じんわりと芯から美味しいなぁという感じ。
・甘味 蓮根餅
最後、黒蜜ときなこのかかった蓮根餅。
わらびもちのようなとろとろ食感でコースの余韻に浸ります.
お店の方はもっとベテランの方かと思いきや、僕と同い年くらいかな??食後に各テーブルに挨拶に回られて、とてもやわらかい方でした。
また次来るまでにどんな風に変わっていくのか、とても楽しみです。
「蒜山 鰻専門店 翏(りょう)」の店舗情報
※訪問時の内容になりますので、最新情報と異なる場合がございます。関連ランキング:うなぎ | 真庭市その他
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